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駆け出し住宅建築家の奮闘記 

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2010/03/04 00:00

駆け出し住宅建築家の奮闘記 

■はじめに

 住宅建築家という言葉は、とても奥が深い言葉です。
 
 住宅は数ある建築物の用途の中でも、人を育み、人に最も関わりのある存在です。そして、建築のすべてが凝縮されています。
 
 そんな住宅を設計することは、設計技術を身につけただけではダメです。
 
 人を育む場所は、心が居心地いいと感じる場所でないといけません。
 居心地とは、心が落ち着いて留まる場所のことで、無意識に落ちつけて(頭ではなく心で感じること)、いろんなことを感じられる空間でなければなりません。
 そういう空間創造力が、住宅設計には必要だと思います。
 
 そして、そこに住む人の気持ち・思いを感じ取って、住宅に反映させなければなりません。
 住宅が人を育む場所だから、住宅にも命が宿ったような(住宅が家族の一員のように感じられる)思いが必要だと思います。
 住宅設計には、そこに住む人の気持ちを感じる力が必要です。
人間味が有る人じゃないと、機械的な人ではそういうことは難しいと思います。
 その為には、自分の心や人格を磨かなければいけません。

 
 いろいろ考えていると、住宅設計をするということは生き方そのものだと思えてきます。
 建築家とは、建築に誠心誠意取り組む生き方、そういう生き方をしている人のことだと思います。
 住宅建築家は、人生を通して住宅づくりに向き合う設計者の生き様を表していると思います。
 
                記:2009.8.4

 ↑ということを書いてから、だいぶ時間が経ちました。
 ”建築家”という言葉の扱いは、本当に難しいです。
 
 つくづく思うのは、自分で名乗るものじゃなくて、ひとに呼んでもらうものだということです。
 「私は建築家です」といって、肩を張って偉そぶるのは、どうかなと思います。
 設計士とか建築士という言葉とは、明らかに別格です。設計士も建築士も、技術的なことが身に付いていればいいですが、建築家というと建築以外のことも知っていて、総合的に建築をつくりあげていく人のことだと思います。
 文化、文学、芸術、感性、歴史、風土、ファッション、生活、・・・・etc
 いろんなことを知っていて、いろんなものを繋ぎ合わせてかたちにしていくことが建築だと思います。
 知識だけじゃ駄目で、建築を通して関わる人たちとの、感情や意思、情報を受け取りあう力、まとめる力が必要です。
 道徳とか倫理とか、人格・人柄を磨く必要もあります。
 
 本当にいろんな能力が必要で、そういうものが備わった人はおのずと自分で自分のことを建築家と呼んだりはしないんでしょう。

 建築家になるには、とほうもないことで、ほとんど生き方とか人生そのものだと思えてきます。
 
 いつか建築家と呼ばれるようになれたらなと思いながら、そうなれるように努力していきたいと思って、”駆け出し住宅建築家”という言葉を使わせていただきました。

 自分で自分のことを”不器用”って言うのも、へんなことなんですが・・・。
 2010.3.4追記


                
                
                
 
 このブログは、住宅建築家を志して不器用に生きる、一人の設計者の日記です。

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