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建築家の必要性

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公開日:2008/01/08 17:48
最終更新日:2008/01/08 17:54

建築家の必要性

 建築家の設計した住宅(建物)というと、大きな窓、大きな吹き抜け、デザイン性の高い住宅をイメージします。

建築家のコメントを見ていても、自分が設計した建物を「作品」と呼んでいるように、自分の個性やスタイルをアピールする為のものと考えているように感じます。

 奇抜なデザイン、個性的なデザインの住宅(建物)を設計することが、建築家の仕事なのでしょうか?建築家に求められることは、そういうことなんでしょうか?と、いつも疑問に思っています。

 わたしが考える「建築家の必要性」は、そうじゃありません。

 お客様(のイメージ・雰囲気・個性・スタイル)を、どれだけ感じ取って、どれだけ建物に表現できるか。

 いろんなことを感じ取る能力、そして表現する能力が、建築家に求められることだと考えます。

 

 住宅は誰のためにあるのかといえば、当然お客様(建築主とそのご家族)の為のものです。そして、住宅は住み心地が良くないといけません。

 お客様それぞれの生き方や好みなどのスタイル、個性などをきちんと感じ取り、お客様の生活にぴったりとフィットするような、心地よい住宅を設計することが、建築家に必要とされることだと考えます。

 奇抜なデザインで外部に対してアピールするよりも、穏やかで生活観がある、ぱっと見は普通の家の方が、飽きがこず、長く住んでいくことで愛着が生まれていく、そういう住宅になっていくはずです。

 建築家のデザインは、奇抜な視覚に訴えるものではなく、その場に立ったときに感じられる、感じ取ってもらうものだと思います。

 一件普通な家に見えても、いろいろな思いが詰め込まれています。お客様が実際に住んでいる様子をイメージしながら、その思いを設計の中に詰め込んでいくのがデザインだと思います。

 デザインが先にあって、デザインの為にそれが存在するのではなく、それぞれ必要なもの、存在する理由や意味があるものが、自然にデザインとして成立していく。

 だから、デザインが前に出て主張することも無いし、奇抜な必要も無いんです。

 難しいことを言っても、わかりにくいと思いますので、伊藤の設計スタイルはどんなものか、見ていただくのが一番だと思います。

 先日作り始めた住宅プランの、「外部編」がとりあえずできましたので、ぜひ見てみてください。

文書
三つ屋根の家(外部編)
262KB
application/pdf

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