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デザイン以外に建築家の条件がある

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公開日:2008/05/12 19:17

デザイン以外に建築家の条件がある

 日経アーキテクチュアという建築情報雑誌を愛読しています。
 その最後の方のページに、「読者の声」という投稿記事を扱っているコーナーがあります。
 その中で目を引いた記事がありました。
 

 

 「デザイン以外に建築家の条件がある」
 「建築家」を名乗る若手設計者が、メディアなどでクローズアップされている現状がある。しかし、デザイン先行の建物が多いように感じる。
 「こうしたいから」「このほうが面白いから」「つくってみたかった」・・・などと、そこに住み、使う人の身になった将来的なメンテナンスの考え方が全く感じられない。
 施工現場サイドから見ると、デザインばかりが優先し、防水の納まりや鉄筋の納まりなどは建設会社に任せっきりで、コストに対する意識すらも見られない。
 建物の良さは、デザイン、施工、コスト、メンテナンスまでトータルにコーディネートされてこそ真価が発揮できる。こういった条件を満たす能力があってこそ、建築家としても受け入れられるのではないだろうか。
 茶碗は「使ってこそ生きる」と言うが、建物も「住んでこそ生きる」のが本来のあり方だと思う。
 匿名希望(横浜市、総合建設会社勤務、57歳)
 
 まったくその通りだと思います。
 美術館やショールームのようなデザインの住宅、おしゃれだけど丸見えで落ち着かないんじゃ?と思うような住宅が、雑誌に載っています。
 
 デザインが優先されている。デザインしか考えていない。
 そうなのかもしれません。
 でも、工務店やハウスメーカーが住宅市場を占めている中で、個人の建築家、設計士が生きていくためには、目立たないといけないのも確かです。
 お客さんが、建築家に何を求めているのか が、デザイン優先になっている理由かもしれません。 
 見た目のデザイン性じゃなくて、別の事を建築家に求めているお客さんが多いなら、目立つ必要が無くなるんでしょうから。

 理想と現実ってところを考えさせられた記事でした。

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