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「想定外の家」
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公開日:2008/03/24 17:51
日経アーキテクチュアーに、「住宅特集 30代が設計する想定外の家」という記事が掲載されていました。
日本全国で活躍している若手建築家。ただただうらやましいなぁ(雑誌に載るほど有名で、仕事があって)と思いながら、その方々の仕事ぶりを雑誌で拝見しています。
今回の特集記事の中には、想定外の家というテーマだけあって、奇抜な住宅が載っていました。
・海に面している全面がガラス張りの、開放性抜群の家
・外の景色は全然見えず、壁面に当たった陽の光を間接的に取り入れている家
などなど。
海に面していて、台風の時とか大風がまともにガラスに吹き付けて、怖くないのかなとか、夏は暑いだろうなとか、外の景色が見えないのって、圧迫感無いのかなとか、マイナスイメージばかり想像してしまいます。
でも、建築主の方はそういった奇抜な想定外の家を求めて、それを実現してくれる建築家に設計を注文しています。
建築家もすごいですが、建築主の方のほうがすごいなと思います。
私の場合、
・雨漏れは大丈夫かな?納まりをどうしよう。
・冬、結露がすごかったらどうしよう。
・夏、暑かったら大変。
・地震で壊れたりしないかな。
・使い勝手はいいかな。
?(゜_。)?
と、あれこれいろんなことを考えてしまい、心配になってドキドキして、住宅っぽい住宅の設計になってしまいます。
想定外の家なんて、とても設計できそうもありません。
記事の中で、藤森照信先生がこんなことを言っていました。
「そもそもモダニズムは世界的に見ても異質なものだ。欧米の場合、戸建て住宅自体が少ない。建築家が設計するような戸建ては、大金持ちが広大な敷地に建てたものが多い。一方アジアにはバラックのような戸建てはあるけれど、それを建築家が設計することはまずない。日本はモダニズムが中産階級にまで浸透したまれな国であり、小さな敷地に、建築家が設計する戸建て住宅が全国各地に次々と完成する、世界から見ればまさに想定外の国」
だそうです。
「日本の住宅着工件数の中で勢力を二分するのは、今でも工務店とハウスメーカーだ。建築家が設計する住宅は1割にも満たない。」
住宅設計で建築家が活躍できる、世界的にもまれな国ニッポン、そのまれな国の中で、建築家に求められるのはモダニズム性、奇抜さ、想定外の家なのに、私は住宅っぽい住宅しか設計しない。
これはかなり仕事していく上で大変なことなのかなと思ったりします・・・。(-。-;)

