161連敗と競馬の最多連敗記録に並んでいた7歳牝馬のエリザベスクイーンが16日、兵庫県姫路市の姫路競馬場に出走。7頭中2着で162連敗となり、中央、地方競馬を通じた国内最多連敗記録を16年ぶりに更新した。
ダートコースの1400メートルで、晴天に恵まれ馬場は良好。エリザベスクイーンは2番人気だったが、惜しくも2着。悲願の1勝はならず、平成4年に引退した牝馬ハクホークインの連敗記録を破った。中央競馬の連敗記録は94。
エリザベスクイーンは北海道日高町生まれ。地方競馬を転戦し、昨年1月に高知競馬のハルウララの113連敗を抜いて話題となった。
<エプソムカップ>15日=東京11R◇G3◇芝1800メートル◇3歳上◇出走18頭
ユタカ見たか! 4番人気サンライズマックス(牡4、栗東・増本)で鮮やかな差し切り勝ちを決めた
史上5人目、現役では2人目となるJRA重賞100勝を達成した。直線は早めに抜け出した武豊のヒカルオオゾラを逆転。完ぺきな騎乗でのメモリアルVに、笑顔がはじけた。2着にはヒカルオオゾラが粘り、3着には鼻差で12番人気のグラスボンバー(牡8、尾形)が入った。
東京の長い直線でサンライズマックスの末脚と、横山典の笑顔がはじけた。先に抜け出したヒカルオオゾラの外から迫る。ノリは左ムチを連打。追って、追っ て、追いまくった。届いたのは、ゴール手前50メートル。ギリギリでも、それは思い描いた通りの決着。人さし指を立てて観衆に何度も勝利をアピールした。 「完ぺきだね、完ぺき。完ぺきに乗れた」。史上5人目。1885勝目は価値ある重賞100勝。自らを律する言葉の多いノリが、この日ばかりは冗舌だった。
区切りの重賞を前に「いい馬が回ってきた」。幾重にもシミュレーションを重ねた。「有力馬が前にいたからね。ゲートさえ決まれば、トーホウ(アラン)やヒ カル(オオゾラ)の後ろを狙っていこうと思っていた」。道中は描いた通り中団をキープ。向正面では前を行くヒカル、斜め前のトーホウを見ながら絶好の位置 を確保した。そして、さすがと思わせたのは仕掛けのタイミング。「1頭になるとソラを使うからなるべく我慢した」。ヒカルが抜け出しても慌てない。しばら く追い出しを待って、十分にタメを利かせてからゴーサインを出した。
「(乗るイメージを)ああだろう、こうだろうって考えていたから。満足だよ。きっちり応えられて良かった」。重賞100勝を決められたこと以上 に、テン乗りの馬をイメージ通りに走らせ、持ち味を存分に引き出せたことがうれしかった。「まだまだ(騎手生活は)長いし、もっと頑張って少しでも武豊に 追いつけるように頑張ります」。武旗手の重賞253勝は遠い数字だが、ファンに向けてちゃめっ気たっぷりに言った。
サンライズマックスは秋の天皇賞に向け充電に入るが、ノリは今週から例年通り函館へ遠征。29日にはカンパニーで春のドリームレース宝塚記念(阪神)に出る。「また、いいレースができるように頑張るよ」。春の東京競馬を締めくくるにふさわしい、さわやかな笑顔だった